1988-09-06 第113回国会 衆議院 決算委員会 第4号
私は、これでは営農指導がおろそかになって、農民本位の農協組織でないと思うのです。さきに総務庁の行政監察があったのも、いろいろ指摘があったのもここらに立脚しているのではないかと思うのです。ですから私は、この際、農協みずからがこんな批判は批判としてきちっと受けとめて、農協組織のあるべき姿あるいは農業を守るためにはどうしたらいいかということを親身に考えるべきではないかと思うのです。
私は、これでは営農指導がおろそかになって、農民本位の農協組織でないと思うのです。さきに総務庁の行政監察があったのも、いろいろ指摘があったのもここらに立脚しているのではないかと思うのです。ですから私は、この際、農協みずからがこんな批判は批判としてきちっと受けとめて、農協組織のあるべき姿あるいは農業を守るためにはどうしたらいいかということを親身に考えるべきではないかと思うのです。
こうした農協系統の資金というものがやはり農民本位に使われるということがこれはもう農協本来のあり方でなければならないわけですから、そういう面からいくと、違法ではないとしても不適当である事例も私も群馬県の例等も聞きまして、これはもう本当に不適当だというふうに考えておるわけでございます。
こういうふうに考えておるわけでございまして、まあそういう点についてはいろいろと摩擦等も起こっておる現状等も聞いておるわけでございますが、私たちは、農民本位に立った農政の中にあって、そうしたものを調整をして、そして農業の振興、農家経営の安定というものを図っていきたい、こういうふうに考えておるわけでございます。
そこで農協を民主化し、農民本位のものにするためには、優秀な職員が心おきなく仕事ができるようにならなければならないのですが、職員が商人をやらされるのと、もう一つは賃金が低いので、優秀な職員がかなりやめております。賃金の面を比べてみますと、四十三年から四十四年にかけて、電機産業では五万円からこしております。金融面でも四万円からこしております。
それで、いままでに申し上げましたように、この水に対して、いまはほとんど工業用水なりあるいは発電というふうに使われていて、そうしていまのようなケースが出てくる場合に、やはり農民本位に考えてやらなければならない。
農林大臣は、こういうことをひとつ思い切って国の試験場をつくる、こういう特殊法人の研究所をつくるのに、それは農民本位のほんとうの農業試験研究になる試験場をつくらないと笑われますよ、こんなものをつくると。もう将来だの何だのと言っているけれども、こんなところに施設してしまってから、ここは検定だけにして、あとの応用試験は別ですと、これならどうかわかりませんけれどもね。
したがって、これはどういうことでこういうことになったのか知りませんけれども、もう少しやはり農民本位の研究所でなければいけない。実際に農民が来て、トラクターを動かして、コンバインなり何なりをやっているところを見て、どういうふうにいいんだというようなことでなければいかぬと思うのですよ。それにはもう全然ここではできないわけですね。ほかに農場を持たなければいけない。
まず、やはり農民本位にものを考えていかなければならない、こういうことになるので、私どもが盛んに主張しているのは、第一段階、やはり公営化してやっていくべきである。市町村という大きな機構の中で農業共済というものを一旦やってもらう。これなら手っとり早いことができるのじゃないか。それは、任意共済というようなものは農業協同組合という大きな機構の中でひとつやっていく。こうなれば可能じゃないか。
また一反区画にもなっておらないような地域が非常に多いので、そういうところに主力を注いでいくならば、私は弊害がないし、混乱が起こらないのではないか、そういう点についてやはりもっと農民本位に一つ考え直す必要がどうしてもあるのではないかと私は考えておるわけであります。
これは当然のことで、地域農政という考え方は、私はあくまで農民本位、農家経営というものを本位に考えた、農林省が農民にサービスをするという精神のもとにいくところの行政のあり方、これでなければならないと思うのでありますが、大臣も同感だと思いますが、お尋ねしておきたい。
しかし、今日の事態から考えますと、食糧を増産しなければなりませんけれども、食糧の問題はその曙光が見えかけたという程度で、これも必要ではありまするけれども、今後の農業政策として大きい問題は、農民をどうするか、あるいは人口の配分をどうするか、営農規模をどうするかということによって、農民本位の政策というものが漸次向上してこなければならぬ問題であろうと考えます。
総合農協と専門農協のことにつきましては、これは農業協同組合の中で、自主的に農民本位で考えていただくことだと私どもは考えているわけでございますが、おのずから農家の中の酪農をしている人の割合と申しますか、酪農の普及率、分布状態、立地の条件とか共同化の方法とかによりまして一長一短があろうかと思うのであります。御指摘の点は農協内部においてよく調整をしていただきたいと、まあこういうふうに思っております。
確かに合法的にできておりますから、あなたの答弁は、いわばそれは農民本位のごとく説明されるでしょうが、具体的に申すと、協同乳業などは、あれはいかにも農民のためにやっておるところの酪農組織のようですけれども、大体名古屋精糖が、これがバックになってやっておるのでございます。そういう内容、いわば農民以外の業者が主導権を持ってるようなところへ融資をして、それで農民の発展になるでしょうか。
あくまでも農民本位の農業政策に大胆に転換すべきだと思いますが、その点は総理、いかがでございましょうか。
また最高の責任者として、自殺も出したり、刑事被告人も出そうというような現状ですから、やはり世論にこたえまして、農民本位の利益還元ということは、でき得る限り努力することが私は必要だと思う。少くとも今日の段階は、これを再検討なさって、そうして百姓本位にいかに処理するかということをさらに再検討することを次の執行機関においてするように、われわれは望みたいと思うのです。
従いまして、今後は、だれにやっていただこうと、御指摘のようにほんとうに農民本位の経営なり、またそういう余剰がありますれば、これを還元するなり、また価格自体を安くするという本来の農協の理念に基いてすべてをやってとくというふうに私も念願をするわけであります。
(「その通り」)これは両委員会がこうして連合して審査しているんですから、一つ農民本位に考えてもらいたいと僕は思うのです。
○政府委員(安田善一郎君) 私は必ずしも関係職員の待遇改善のために任意共済、それに重点を置いて任意共済の仕事を積極的助長をすることを考えているかというような意味でございましたならば、まず第一には共済団体の存立及び経理が危くないように、もしこれが危いといたしますと、その団体全体の破滅で、職員にはもっとひどい関係が出ますので、さらにはより根本でありますが、組合員、契約者の一方である農民本位に考えるべきものだと
にもかかわらず、米価の問題にしても今のような検査の方法にしても、とにかく農民本位ではないということは甚だ遺憾なことでございますから、どうか今後は各委員もいろいろ意見が出たようでありますから、農民の立場から農林省は十分に御勘考下さることを切にお願いいたしまして私は終ります。
現在の食管法のねらいは、何とかして有権的に国家権力で一定量の食糧の確保をしなければならぬ、そこに重点があるのであつて、むしろ国の政策の面から言つて米価がコストに合おうが合うまいが、とにかく一定の国の食糧政策の面から米を出させるのだというところに食管法のねらいがあるので、あまりにも農民本位であるということをもし大臣が言うとすれば、これはたとえば政令等にはつきり譲つてありますが、権力をもつて農民に無理やり
○芳賀委員 むしろ大臣の当時の発言というものは農民本位だという考えでなくて、たまたま消費者本位とか、国家本位ということを言つたつもりが言葉の間違いで農民本位というようになつたのではないかと考える。
○芳賀委員 そこでお伺いしたいのは、現在の食管法のどの点が農民本位であるかということ、これを先にわきまえませんと、これが農民本位であるからもう少し消費者の面も考えるところにウエイトを置きかえなければならぬという論拠が出て来ない。だから大蔵大臣のお考えは、現在の食管法のどの部面があまりにも農民本位的であるというのか、そこを先に御説明願いたいのです。
と申しますのは、米の俵装代というようなものも、いわゆる米の検査というものが、これは農民本位の検査でなく、業者本位の検査を実施しているという感が非常に深い。それはどうしてかというと、実際に俵装代というものは一貫五百匁として検査を受けておる。たまたま九百匁以上の俵はもう絶対に承認されません。